1階が店舗、ピロティ構造の駐車場の賃貸物件

1階が店舗のところは避けよう

耐震性を重視して賃貸物件を選びたいなら1階が店舗になっている物件を避けるのが無難です。1階がテナントになっていて入居者募集をかけているケースでも、コンビニやレストラン、クリニックなどが経営しているときでも同じです。1階に店舗があると便利なのは確かですが、建物の耐震性が低下しているリスクがあります。店舗物件はテナントが借りた後、工事をして配管や内装などを整えるのが一般的です。壁や床などに手を加えている影響で構造上の安定性が低下することがあるため、何度も繰り返している場合には特に耐震性の不安が大きいでしょう。店舗の場合には柱や壁などが少ないことも多いのも耐震性が弱い可能性があると考えられる理由です。

1階がピロティ構造の駐車場の物件を避けよう

耐震性が弱い物件としてピロティ構造の駐車場が1階にあるものが挙げられます。ピロティ構造になっていると柱や壁による補強度が低くなってしまいます。少なくとも車が出入りをする面は壁で支えられていないので、建物の前後でバランスが崩れていると考えられるでしょう。横揺れの際に倒壊するリスクがあると言えます。駐車場として利用しているかどうかにかかわらず、ピロティ構造になっている場合には地震にあまり強くないでしょう。ただ、特に駐車場の場合には車の出入りによって振動が発生するので、周囲の壁などにも支障が生じやすく、よりリスクが高くなります。幅広く駐車場を用意している場合にはリスクが高い物件だと考えるのが妥当です。